熱中症予防には牛乳が効果的って本当?

夏はバーベキューにピッタリのシーズンですが、暑い日に屋外で活動するときに特に注意したいのが熱中症です。熱中症は高温多湿な環境に体が適応できないことで引き起こされますが、最近熱中症対策に牛乳が効果的だといわれていることをご存知ですか?今回は、牛乳が熱中症対策になるといわれている理由や、熱中症予防のためにはどのタイミングで牛乳を飲めばいいのかなどについて紹介します!

 

牛乳が熱中症予防に効果的といわれる理由

熱中症予防には、水分補給が欠かせません。他の飲み物でも水分補給はできますが、なぜ熱中症対策には牛乳が効果的だといわれているのでしょうか?

 

糖質と良質なタンパク質を手軽に摂取できる

熱中症対策として、スポーツドリンクで水分補給する人も多いでしょう。しかし、スポーツドリンクには500mlに対してスティックシュガー7~19本分に相当する多くの糖分が含まれているので、飲みすぎには要注意です。また、経口補水液は発熱や嘔吐、熱中症を発症したときにはとても有効ですが、健康な状態で飲むと塩っぽく感じてしまいます。

コップ1杯(200ml)の牛乳には、汗をかいたときに補いたい栄養素である糖分、塩分(ナトリウム)がバランスよく含まれています。さらにタンパク質も豊富なので、血液量や筋肉量をアップさせる効果も期待できます。

豊富なカルシウムとビタミンを含んでいる

汗はカルシウムを含んでおり、汗をかくと体内のカルシウムも同時に失われてしまいます。そしてカルシウムが不足すると、熱中症による症状の1つである熱けいれんが起こりやすくなります。牛乳には、育ち盛りのお子さんや骨密度が気になるお年寄りの方なども積極的に摂取したいカルシウムが豊富に含まれています。また、1日の成人女性に必要な食事摂取基準に対して、牛乳の栄養充足率はコップ1杯でカルシウム約35%、ビタミンB2・ビタミンB12が約25%ととても高い割合で含まれています。この栄養素は1日に摂取したい量の1/3、1/4に相当するので、牛乳は熱中症予防としてはもちろん、夏バテ予防や手軽な栄養補給としても大変効果的ですよ。

 

牛乳が苦手な人は、他の乳製品でもOK

牛乳が苦手という人は、乳タンパクを含んだヨーグルトやチーズなど他の乳製品でも代用できます。ただし、加糖タイプのヨーグルトや、乳製品の食べ過ぎはカロリーオーバーになる可能性があります。きちんと適量を意識して摂るようにしてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です